消費文化論からみるソーシャルメディアへの小史
ネットで実名をさらすという行為において、それが危険であるという考え方はどこから来たのか。また、市民はネットを匿名で使うべきなのか。匿名の市民という考え方は、二十世紀特有の者で、実は普遍的な概念ではない。都市型、匿名消費の始まりは、19世紀パリの「マガザン・ド・ヌヴォテ」より始まる。それまでは客は名前を名乗って入店していた。値段も、客により異なった。これは正札制度、匿名のお客という新機軸である。
マスメディアの発展
商業ラジオ放送・・・商業テレビ放送・・・カラーテレビ放送
受動敵メディアとエンタティンメント化の始まり。
マスメディアの役割は、大衆にとって重大な事実の報道であるが、事実の解説と評価付けも同時に行う者である。しかし、現在はメディアごとに考えが異なったりもする。
二十世紀は匿名消費社会と表すことができるが、都市型消費、大衆消費の本質は、みんなが同じ製品を購入し、それが大量生産につながる、すなわち、無名の消費者しか存在しなくてよい。衆消費者社会は、こうしてみると大変特殊な時代であるともいえる。
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